糸を筬(おさ)に通す
本場結城紬の経(たて)糸は通常1360本の糸が必要となります。
(注意:着尺の場合、これ以下の本数では検査を受検することはできません)
これを、上下の糸1本づつを1対として、680組の糸を「やはつ」という道具を使って筬に通していくのです。
以前は、「筬」という名の通り「竹」で出来ていたものを使っておりましたが、この道具を作る職人が皆無なのです。
現在これに代わりステンレスの筬が使用されていますが、これからは他の道具も大切にしていかねばなりません。
2013年1月15日