唯一無二之会 京都展 (10/30~)
10月30、31、11月1,2日の4日間 京都「ちおん舎」にて開催いたします。
どうぞお気軽にお出かけください。
10月30、31、11月1,2日の4日間 京都「ちおん舎」にて開催いたします。
どうぞお気軽にお出かけください。
いつも糸を持ってきていただくMお婆さん。御年88歳。
暑いときも寒い時も、つむいだ糸を20分くらいかけて歩いて持ってくる。
不躾ではあるが、こんなことを尋ねてみた。
「Mさんは、いつから糸とり(糸つむぎ)してるの?」
すると、「私は子供のころからだよ」と。なぜ、子供のころからなのか?
聞くところによると、Mお婆さんの母親も糸をつむいでいたそうで、母の姿を見ているうちに「糸つむぎ」がしたくなったそうだ。母親には、「触るな!」と一喝されても、ついつい真綿から糸をつむいでしまったそうだ。
母親が呆れたのか、「それなら、やってみろ」と。
Mお婆さんが取った糸は、反物を織る機屋さんに実に評判が良かったらしい。以来、Mお婆さんは糸をとって70年以上?「昔みたいに良い糸は取れなくなったけどね」と笑いながら話してくれる。
いつも八寸を織っていただいている機屋さん。
今回は、初めて織ってみた緯糸。どんな柄になるのか気になって覗いてみました。
お太鼓から前腹まで、「雲」のような柄に表現されていました。
重さは約150g。「軽くて締めやすい」と好評です。
皆様、あけましておめでとうございます。
昨年は「龍田屋」が創業してから150年という節目の年を迎えることができました。これも偏に皆様のお蔭と心より御礼申し上げます。
新たに151年目のスタートに立ち、愛される「結城紬」の創作に精進してまいります。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
そして、皆様にとって輝かしい一年となることを心よりお祈り申し上げます。